ウッドトランスフォームシステム協会設立総会(2025.6.7)
シティプラザ大阪にて、設立総会が行われました。代表発起人である越井氏より挨拶ののち、長谷川氏よりこれまでの経緯や協会設立の趣旨について改めての説明がありました。その後、役員人事や年間事業計画の承認を経て、越井会長より正式に設立が宣言されました。


ウッドトランスフォームシステムとは、日常生活で人々の役に立つものとして利用されながらも、災害発生時にはトランスフォームし、被災者の避難所生活や復旧活動を支援する木造のシステム製品です。
通常時も利用することにより特別な備蓄スペースが不要で、災害時は輸送の手間と時間を要することなく、迅速に被災者を助けることができます。
ウッドトランスフォームシステムの普及により、循環型資源である木材の利用拡大と災害に強い安心安全な街づくりを目指していきます。
当協会の会則を必ずご一読いただき、
下記の流れにてお申し込みください。
シティプラザ大阪にて、設立総会が行われました。代表発起人である越井氏より挨拶ののち、長谷川氏よりこれまでの経緯や協会設立の趣旨について改めての説明がありました。その後、役員人事や年間事業計画の承認を経て、越井会長より正式に設立が宣言されました。

日本木材青壮年団体連合会(以下、日本木青連)は、災害時に形状を変えて避難所生活を支援するウッドトランスフォームシステムを発案し、その実用化に向けた取り組みを進めてまいりました。
平成28年度には、フェンスから応急仮設小屋へと変形する第一号のウッドトランスフォームが開発され、その後、社会の中で実用的に活用できる仕組みとして確立することを目指し、ウッドトランスフォームシステム(以下、WTS)として再定義しました。
平成30年度および令和元年度には、WTSの可能性を広げるため、アイデアコンペティションを2回開催し、合計300件以上の応募が寄せられました。その成果を活かし、令和2年度からは商品化プロジェクトが開始され、現在、WTSの商品として3つの製品が協力メーカーより販売されています。
その中でも、(株)エバニュー様が開発した「Nest Box」(跳び箱からベビーベッドに変形する商品)は、防災グッズ大賞2022においてアイデア賞を受賞し、防災教育の観点から学校現場でも高い評価を受けています。さらに、日本木青連では、WTS商品化部会を中心に、地域の小学校に商品を寄贈するプロジェクトを開始し、日本各地の小学校へ毎年寄贈を行っています。
このような経緯を経て、災害時の避難所生活の改善をさらに推進し、WTSの普及・発展に貢献するため、ウッドトランスフォームシステム協会(以下、WTS協会)を設立することとなりました。当協会では、木材の利用を通じて災害に強い社会を築くこと、そして循環型資源である木材の有効活用を推進することを目的に、WTSの普及に努めてまいります。
当協会では、木材の利用を通じて災害に強い社会を築くこと、そして循環型資源である木材の有効活用を推進するという目的のため、ウッドトランスフォームシステムの普及啓発に向けて様々なプロジェクトに取り組んでいます。
令和7年度
埼玉県:㈱東京木材相互市場による鴻巣市立下忍小学校へのNEST BOX寄贈
令和6年度(以下、当協会設立以前の日本木青連としての活動です)
東京都:㈱長谷川萬治商店による小学校へのNEST BOX寄贈
令和5年度
熊本県:肥後木材㈱による小学校へのNEST BOX寄贈、木育講座
東京都:㈱長谷川萬治商店による小学校へのNEST BOX寄贈
江東区長より感謝状を授与
福島県:木青連による小学校へのNEST BOX寄贈
福島県:福島県木材協同組合連合会によるNEST BOXの展示・寄贈事業
東京都:(一社)東京都木材団体連合会のイベントにてウッドトランスフォーム商品の展示・PR
令和4年度
東京都:㈱長谷川萬治商店が江東区の公立小学校に対して寄贈プロジェクトをスタート
茨城県:㈱カクライが地元の小学校にNEST BOXを寄贈
福岡県:筑前町立三輪小学校に多田林産㈱が銀行引受のSDGs社債を利用したNEST BOXの寄贈事業
福島県:展示会内でNEST BOXの展示と寄贈事業を実施

平成28年度に日本木青連が製作した、壁から小屋に変形する木造応急仮設ハウスは、現在でも熊本県や石川県の被災地で人々の助けとなり活躍しています。一方で、実際の利用者の声を聴くと、進化の余地が多く残されていることが分かりました。
そこで、WTS協会と日本木青連が協力し、平成28年度版の木造応急仮設ハウスをブラッシュアップした「ウッドトランスポーター」の開発に至りました。あえて災害時に変形させず、平時と災害時で異なる用途にする多目的型として設計することで、加工・施工の容易性やコスト面などの課題を解決しています。
平時は休憩所や地域活動の拠点として、災害時には授乳室や資材置き場としてなど、様々な用途で活用できるほか、運搬時には解体せずそのままの形でトラックに積載できます。
日本木青連との協力を通じ、全国各地にウッドトランスポーターを設置することで、地域社会の防災力向上に貢献していきます。


令和7年10月25日、26日に、東京都江東区 木場公園にて開催された「第42回 木と暮しのふれあい展」(主催:東京都・(一社)東京都木材団体連合会)にて、株式会社エバニュー「NEST BOX」および帝国器材株式会社「Transform Table」を展示しました。


平成27年に開発した「フェンスから小屋へと変形する木造応急仮設ハウス」のプロトタイプを継承・発展させ、日本木青連は、地域防災と木材利用という二つの社会課題の解決を目指し、「ウッドトランスフォームプロジェクト」を開始しました。
平成28年に発生した熊本地震では、本プロジェクトの木造応急仮設ハウスのプロトタイプを被災地へ提供しました。
同ハウスは熊本県大津町人権啓発福祉センターへ移設され、被災者のプライバシー確保やストレス軽減に寄与する空間として活用されました。これらの支援活動が評価され、農林水産大臣および熊本県知事より感謝状を授与されました。
その後、令和6年に発生した能登半島地震においては、平成28年当時の日本木青連メンバーが中心となって木造応急仮設ハウスが被災地へ提供されました。降雪の多い地域や冬期においては、一般的なテントでは雪荷重への対応が難しい場合がありますが、木造応急仮設ハウスは堅牢な構造を備えており、被災者の多様なニーズに応えることができました。
現在は、日本各地で同製品の備蓄を進めるとともに、日本木青連の全国ネットワークを活かし、災害発生時に迅速な支援を行える体制の構築を目指しています。

令和7年 ウッドトランスフォームシステム協会設立以前の、日本木材青壮年団体連合会における活動の資料をご紹介しています。
壁から小屋へトランスフォームする木造応急仮設ハウスとして製作しました。
平成28年4月に発生した熊本地震では、木青連防災対策委員会が現地へ行き、被災者のプライバシー保護・ストレス軽減のため、プロトタイプを設置しました。
約2か月間の役目を終えたのち、場所を移しボランティアの方々の休憩施設などとして利用されました。
平成28年度 日本木青連防災対策委員会によるウッドトランスフォーム(木製フェンス⇔小屋)軽量化版の試作と仕様策定・木青連内オープンソース化、これにインスピレーションを受けた形で平成30年度・令和元年度木材利用推進委員会によるウッドトランスフォームシステムの再定義とアイディアコンペティションが実施されました。
2回のコンペティションで382件のアイディア作品が集まり、優秀作品について5つの試作品を作り展示を行いました。それらの活動は、毎日新聞をはじめとした様々なメディアで取り上げられ、木材業界内だけにとどまらない注目を集めた活動となりました。